

心耳
耳を澄まさぬ表現者たち
COMING SOON in 2026

手話で狂言をやりましょう
黒柳徹子の発案で始まったろう者による手話狂言の活動は、40年以上。伝統芸能への関心度の低さ故か、世間ではあまり知られていないが、劇場の鑑賞チケットは常に売り切れ。海外公演も行い、日本の伝統芸能を世界に広げている。それではそんな ❝日本ろう者劇団❞による手話狂言とは一体どんなものなのか? またその魅力や元来の狂言との違いは何か?更に手話狂言は、世界の人たちの目に、そう映っているのか?関係者のインタビューや舞台の裏側、更には、フランスで上演した『瓜盗人』の貴重な映像を丸々ひと演目公開。手話狂言の真価を検証する。
インタビューに出演するのは、半世紀近い手話狂言の活動を黒柳徹子と共に支えてきた日本ろう者劇団の創立メンバーの一人である井崎哲也。そして和泉流狂言師の三宅近成と日本ろう者劇団代表の江副悟史ら。監督は、香港映画『怨泊』や『狂覗』で日本の闇を描き、世界三大ファンタスティック映画祭のひとつであるブリュッセル国際ファンタスティック映画祭にて日本人初のアジア・グランプリを受賞した藤井秀剛。得意の社会性を交えた作風を生かし、念願であるドキュメンタリーに初挑戦した。「本作は手話狂言のプロパガンダ映画ではありません(藤井談)」
INTRODUCTION
STAFF

黒柳徹子 TETSUKO KUROYANAGI
エグゼクティブ・プロデューサー
東京生まれ。トモエ学園から香蘭女学校を経て東京音楽大学声楽科を卒業しNHK放送劇団に入団。NHK専属のテレビ女優第1号として活躍。その後、文学座研究所、ニューヨークのMARY TARCAI演劇学校などで学ぶ。アメリカのTV番組、ジョニー・カーソンの『ザ・トゥナイト・ショー』など、多くの番組に出演。また、タイム、ニューズウイーク、ニューヨーク・タイムス、ヘラルド・トリビューン、ピープルなどに日本の代表女性として紹介される。日本初のトーク番組『徹子の部屋』は50年目をむかえる。著作『窓ぎわのトットちゃん』は800万部のベストセラー日本記録を達成。アメリカ、イギリスなどの英語圏、ドイツ、ロシア、中国語圏、アラビア語圏など、20以上の言語に翻訳される。日本語版の印税で社会福祉法人トット基金を設立。プロのろう者の俳優の養成、演劇活動、手話教室などに力を注ぐ。ユニセフ(国連児童基金)親善大使としてアフリカ、アジアなどを訪問。メディアを通してその現状報告と募金活動などに従事。日本ペンクラブ会員。ちひろ美術館(東京・安曇野)館長。東京フィルハーモニー交響楽団副理事長。日本パンダ保護協会名誉会長など。文化功労者。

藤井秀剛 SHUGO FUJII
監督
小学3年生から映画製作を始め、子役としても活躍。中学卒業後、単身渡米。カリフォルニア芸術大学卒業。10年の米国生活を経て、帰国後、2500本の脚本の中から、音楽プロデューサー、つんく♂氏に見出され『生地獄』で監督デビュー。ロイド・カウフマン氏に『最高のホラー監督』と評価を得るなどカルト作品としてヒット。人の恐怖に社会風刺を交えたサスペンス/ホラーのみを描くジャンル監督。2017年公開「狂覗」は1週間のレイトショーに始まり、ロングラン。キネマ旬報から年間ベストにも選ばれカルト化。「超擬態人間」では、世界三大ファンタスティック映画祭の1つである、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭において見事日本人初のアジア・グランプリを受賞。香港スター、ジョシー・ホーと組んだ香港映画「怨泊」では、香港初登場3位を記録。全世界で公開される。過激な内容と描写の裏に社会性を盛り込む作風でコアなファンを中心に支持をえている。近年では、パルマ・ヴァーサス国際短編映画祭の代表であり、プログラマーとしても活動し、日本で馴染みのない国々の映画を日本に紹介する活動にも力を入れている

中澤美彩季 MISAKI NAKAZAWA
音楽
ヘビーメタルバンドのギタリストとしてキャリアをスタート。国内・ヨーロッパを中心にライブ活動、また多数の楽曲制作・リリースを行う。作曲を作曲家の阿藤芳史氏に師事し個人教授を受け、現在様々な音楽ジャンルの作編曲や映像音楽制作を行っている。
OTHER CREDITS
黒柳徹子 三宅右近 三宅近成 井崎哲也 江副悟史 森山みつき 越智貴広 半田一覇 小島里奈
出演
小池紀子 梅澤由香里
プロデューサー
加藤雄大 松宮学 藤井秀剛
撮影
文化庁 社会福祉法人トット基金
製作
POP 社会福祉法人トット基金日本ろう者劇団
制作プロダクション
サイトに関するお問い合わせ
pop@





